右から左に
信号待ちで止まっていると
開けた運転席側の窓からオレンジ色の羽の付いた虫が入ってきた
瞬間的に身構えるが、まばたきする間もなく助手席側の開けた窓から出て行った。
右から左に出て行った。
自分はただそれを右から左に受け流した。
距離にして数十センチの出会い。
直線的な物語。
彼はただ目的のために真っ直ぐに飛んだんだ。
自分はそれを右から左に受け流しただけ。
視点は交差する。
プリザのレッスン作品
オレンジ色
今のこの国は右も左も分からないまま
とりあえずこれが真っ直ぐだろうと手探りで歩いている感じ。
目的も見えずに真っすぐは飛べないんです。
開けた運転席側の窓からオレンジ色の羽の付いた虫が入ってきた
瞬間的に身構えるが、まばたきする間もなく助手席側の開けた窓から出て行った。
右から左に出て行った。
自分はただそれを右から左に受け流した。
距離にして数十センチの出会い。
直線的な物語。
彼はただ目的のために真っ直ぐに飛んだんだ。
自分はそれを右から左に受け流しただけ。
視点は交差する。
プリザのレッスン作品
オレンジ色
今のこの国は右も左も分からないまま
とりあえずこれが真っ直ぐだろうと手探りで歩いている感じ。
目的も見えずに真っすぐは飛べないんです。
by hana-kanon
| 2012-06-25 18:23
| 作品・プリザーブド