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百・花・音・乱

井戸の底

その水はやがて涸れるもの。涸れても尚そこに在り続けるのは自分ではどうすることも出来ない価値無き存在があるからだと。
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井戸の底を覗いたことはあるかい。
薄暗くてジメジメしていて何もいい気がしない。
入ってみれば別だがね。
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アナナス フリーセア

井戸の底に見つめられているうちは恐くて足がすくむ。
井戸の底の目線で見上げれば足取りは軽くなる。

井戸の底の目はいつも空だけを覗いている。
価値無き存在は光だけを見つめている。
by hana-kanon | 2010-11-26 21:31 | 植物
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