百・花・音・乱

右から左に

信号待ちで止まっていると
開けた運転席側の窓からオレンジ色の羽の付いた虫が入ってきた

瞬間的に身構えるが、まばたきする間もなく助手席側の開けた窓から出て行った。

右から左に出て行った。

自分はただそれを右から左に受け流した。

距離にして数十センチの出会い。
直線的な物語。

彼はただ目的のために真っ直ぐに飛んだんだ。

自分はそれを右から左に受け流しただけ。

視点は交差する。

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プリザのレッスン作品
オレンジ色

今のこの国は右も左も分からないまま
とりあえずこれが真っ直ぐだろうと手探りで歩いている感じ。

目的も見えずに真っすぐは飛べないんです。
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