百・花・音・乱

大二郎君

野球大好きの大二郎君はいつも学校の黄色いキャップを被っていました。
当然彼と遊ぶと野球になります。
大二郎君のポジションは決まってキャッチャー。兼審判。
自分でボールをキャッチして自分で判定します。
判定のかけ声なんてそれはもうプロ顔負けのジェスチャーです。

当たり前ですが大二郎君には敵味方は関係ありません。
どっちの攻撃にもキャッチャーであり審判でもあります。
すなわちバッターボックスに立つことはありません。

でもいいのです。大二郎君にとってはそれが青春だったのです。

彼がルールなんです。だからイチャモンを付けようモノならダチョウ倶楽部の上島のごとく黄色いキャップを地面に叩き付けます。
だいたい1試合に5回はそれが起きます。僕たちはそれを見るのが楽しみでした。
ゆえに大二郎君の帽子はいつもドロドロでありクチャクチャでありました。
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今月の寄せ植え。

そんな大二郎君がお年頃になるにつれてオカマちゃんになりました。
彼に何が起こったのかは誰も知りません。

僕はオカマの大二郎君が好きでした。変な意味ではありません。
ただ面白かったのです。
そんな彼に付いた名前はウッフン大二郎でした。

ウッフン大二郎は男に成りきれず、女にも成りきれず、中学の柔道部では茶帯に留まるという成果を残し、そして高校まで僕と同じ進路を辿りました。

今は近所のコンビニで頑張って働いています。

っていうかまたやってるし・・・あと29人ですか??
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