百・花・音・乱

奇跡の再会?

昨日はご依頼されていたお庭の植え込みへ出向いてきたのだけれども、そこでどうも気にかかる見ず知らずのおばさまとのすれ違いざまの一言があり、散々悩ませた結果恐らくこういうことだろうと・・・

そのおばさまは24,5歳の頃半ば駆け落ちのように年下の青年と家を飛び出したのですね。当時2歳になったばかりの男の子を残して。
あたし過去は全部捨てるわ。そして今日から生まれ変わるの。そう、あたしは蝶よ。この都会で光り輝くの。だってそれがあたしの夢だもの。
とぬかして場末のダンスホールで踊り子のバイトをしていたのだけれど、数年経ち青年とも別れてしまい借金して作ったスナックもこの不況で閉店へ追いやられ、30年後流れ流れて藤井寺に戻ってきたのです。

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今月のプリザーブド。しめ縄リースの見本。
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あくまで見本ね。大筋こんな感じで少々変わるかもです。


でもね、でもあたいね、ほんとのこと言うとこの土地を離れるなんてイヤだった。
あの子は今頃どうしてるだろう。白状するとね、あたい30年間一時もあの子のこと忘れやしなかった。
あの家は風の噂では売りに出されたって聞いたわ。行っても空しくなるだけ・・・
でも・・・ひょっとしたらあの子が。

てな感じで自転車に乗り当時の我が家へ出向いた訳ですね。

そこでひょっこり花の植え込みを終えて玄関にいる自分を見て、ああ、あの透き通った希望に溢れる瞳、ああ、美しい筋の通った鼻。ああ、誰もが天使のようだと口々に言っていた笑顔。ああ、坊や、面影が。ああ、ああーん、間違いないわ、坊やなのね。ああ、嗚呼ー。
と言うことになり、感極まって発したすれ違いざまの一言が。

まぁ、大きくなって・・・
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